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先日、放送大学の単位認定試験「企業ファイナンス('04)」の試験問題の件を書きましたが、多くの方々に読んでいただいているようなので、もう少しきちんと書きます。
私の記憶に間違いがなければ、先日の試験問題にあった損益分岐点に関する問題は通信課題の問5と全く同じ問題だと思います。
出題された問題は以下の通り。(通信課題から転載) ---------------------------------------------------------------------------------------- 問5 損益分岐点分析に関して述べた以下の1から4のうち、誤っているものを一つ選べ。 1.損益分岐点とは、収益と費用の差がゼロになる点といえる。 2.限界利益率とは、売上高から固定費を差し引いた差額、すなわち限界利益を、売上高で割ったものである。 3.変動費率とは、売上高に占める変動費の割合である。 4.実際の売上高より、損益分岐点が下であれば、損失が発生している。 ----------------------------------------------------------------------------------------
1.は正しい記述です。(テキストの36頁13行目) 2.は誤った記述です。(テキストの38頁4行目から39頁2行目) 限界利益率とは限界利益を売上高で割ったものですが、限界利益とは売上高から固定費を引いたものではなく売上高から変動費を引いたものです。 限界利益率=限界利益÷売上高×100 限界利益 =売上高―変動費 3.は正しい記述です。(テキストの37頁5行目) 4.は誤った記述です。(テキストの37頁21行目から39頁23行目) 売上高よりも損益分岐点が下なのだから損失ではなく利益が発生しています。
通信課題を解いているときも2と4の両方が誤りではないかと考えていたのですが、私はとりあえず2を選択して通信課題を提出しました。 後日届いた通信課題の解答では2だけが誤りということになっていました。おかしいなとは思いましたがひとまず100点満点取ったのでほったらかしにしてました。
そして先日の単位認定試験でこの問題が出て、私は通信課題と同じ問題であることに気づかずに4を選択しました。このときは、選択肢を下から読んで行って4が誤りであることに気づいたので1から3はあまり真剣に目を通しておりませんでした。
そして、家に帰って通信課題を見て、「あれっ。同じ問題(?)」って気づいたのです。そして、以前のことを思い出して、これは質問したほうがいいかな(?)と思い、「通信課題の問5は4も誤りではないか」と放送大学のHPから質問を送りました。
そうしたら放送大学の事務(?)の方から質問に対する回答が電話でありました。 私が指摘したように4も誤りであるとのことで、通信課題・単位認定試験の結果については配慮すると先生がおっしゃっているとのことでした。
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