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大学入試問題、ネット投稿事件が解決した。この事件はこれほど大きく報道されるような事件なのだろうか?
それはさておき、私はこれまでカンニングをしたことは一度もないが、カンニングをしたのではないかと疑いをもたれたことは一度だけある。
大学1年のときの一般教養科目の微分積分の試験においてだ。自称(?)学科トップのK.S君が解けなかった難しい問題を私が解いたからだ。私がこの問題を正解したことを知った彼は私に、 「お前、試験の時誰のそばに座っんだ!」 としつこく何度も聞いてきた。彼は私が誰かの答案をカンニングしたと決めつけていた。この微分積分は一般教養科目なので他学科の学生も大勢おり、試験のとき隣に誰が座っていたかなど私は覚えていなかった。私はカンニングなどしていないし、隣に誰が座っていたのかも試験が終わって1週間以上経った頃には覚えてなどいない。それを言っても彼は全然信じなかった。彼は同じ学科の頭の良い(?)連中にこの問題が解けたかどうかをひとりひとり確認した。すると学科で正解したのは私ひとりだけであることが判明した。
これで疑いが晴れたかと思いきや、彼は講義終了後に担当教授のところへ行き、この問題の正解者が誰かを尋ねたのだ。彼は、正解者の中に私にカンニングされた学生がいると思ったのだろう。そして、そのカンニングされたと思われる学生の答案と私の答案を比較するつもりだったに違いない。彼の質問に担当教授はこう答えた。 「学生の名前は覚えていないが解けたのは一人だけだ」 この問題を正解したのは全受講生(100名程度)のなかで私一人だけだったのだ。こうして私への疑いは晴れた。
自称(?)エリートの過剰な自意識というか成績下位者に対する侮蔑心のようなものを感じた。 いやな体験だった。
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